胎児の頭が大きいでダウン症の確率があるの?
お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれ、
無事に育ってくれているのか・・・
エコー検査で、
なんとなく赤ちゃんの頭が大きく感じがして
「大丈夫かな?」と不安になることがあります。
そこで今回は、胎児の頭が大きいときに、
ダウン症の確率があるのか、
ご説明させていただきます。
妊婦健診と胎児の頭の大きさ
妊婦健診のエコー検査で、
胎児の推定体重が測定されます。
胎児の発育をみるもので、
その中でBPD(児頭大横径)の、
測定も行われます。
胎児の頭蓋骨の横幅を測定し、
基準の数値と比較します。
エコーの画像上での測定なので、
誤差が生じることがあります。
医師から頭が大きいと言われても
過剰に心配する必要はありません。
心配な時は医師に相談しましょう。
ダウン症にみられる身体的特徴
ダウン症の身体的特徴には、
首の後ろがむくんでいる、心臓に疾患がある、
手足が短い、鼻骨が形成されていないなど、
さまざまな特徴からダウン症と診断されます。
頭が大きいというだけで、
診断されることはありません。
ダウン症は染色体の異常によるもので、
35歳以上の高齢出産になると、
ダウン症の発生率が高くなっています。
出生前診断を受けることで、
ダウン症かどうか知ることができ、
検査によって受けられる時期も決まり、
それぞれ費用もかかります。
検査の種類によっては、
流産してしまう危険性があるので、
注意が必要です。
染色体の異常の根本的な治療はありませんが、
先天性の心疾患などがある場合は、
早期に治療することが可能になります。
検査の必要性や、
ダウン症と診断されたらどうするのかを、
夫婦でしっかりと話し合うことが、
大切になります。
頭が大きいとき疑われる疾患
頭蓋骨内に何らかの原因で髄液が溜まる疾患で、
頭が大きくなります。
脳の先天性の奇形や脳腫瘍、脳内の出血など、
原因は様々あり治療法も異なります。
胎児の間は治療をすることができない為、
出生前の診断により、
生まれてから早期に治療を受けることで、
適切に改善することが期待できます。
原因によっては後遺症や、
重度の障害が現れることもあるため、
不安な場合は医師に相談することが大切です。