胎児の性別はいつ決まるの？
妊娠の喜びの次には、
「男の子かな？それとも女の子なのかな？」という楽しみが待っています。
どちらでも喜ばしいこととは思いますが、
赤ちゃんを迎えるためには、色々と準備が必要です。
産まれてからでは慌ただしく、ゆっくり選んでいる暇はないですよね。
さて、妊娠をしたら、胎児の性別が決まるのはいつなのでしょうか。
今回は、胎児の性別はいつ決まり、どれくらいで分かるようになるのかご紹介します。
胎児の性別が決まる時期
胎児の性別が分かるのは、妊娠週数がある程度経過してからです。
しかし、実は胎児の性別が決まるのは、性別が分かるのよりもずっと前、
なんと妊娠するより前の精子と卵子の受精の瞬間に決まります。
精子には女の子となるＸ染色体をもつものと、
男の子となるＹ染色体をもつものがあります。
性別は精子が持つ情報によって決まります。
受精した後には性別が変わってしまうということはありません。
妊婦検診で、「先日は男の子と言われたのに今日は女の子と言われた。」など、
産まれるまで胎児の性別が変わることがあるというお話がよくあります。
これは、胎児の性別が変わったのではなく、
胎児の性別の判定が変わったということなのです。
胎児の性別が分かるようになる時期
胎児の性別が決まるのは受精の瞬間ですが、胎児の性別を判別できるようになるには、
胎児の成長を待たねばなりません。
胎児の性別の判断は、主に生殖器で行われます。
男女の生殖器が形成されるのは、妊娠９週頃からです。
生殖器の男女の区別がはっきりとできるようになるのは妊娠１１週頃です。
しかし、まだこの頃に産婦人科で性別を判断することはできません。
産婦人科でエコーを用い、
性別を判断できるようになるのは、
おおよそ妊娠１６週以降となりますが、
妊娠１６週頃で性別が判断できることも稀です。
多くの方が性別を判断できるようになるのは、
妊娠２４週頃になります。
妊娠１６週を過ぎれば、うまくいけば性別を判断できるのですが、
赤ちゃんの体勢によっては産まれるまで性別を判断できないこともあります。
また、男の子の生殖器は形が見やすく、判断しやすいです。
これに対し、女の子に関しては男の子の生殖器が無いのか、
隠されているのか判断が付きづらく、
男の子に比べ女の子の判断は遅めになることが多くあります。
ベテランの産婦人科医であれば、
胎児に子宮があるかどうかでも女の子かどうか判断できる場合もあります。
・・・いかがでしたか？
胎児の性別が受精の瞬間に決まっているとは驚きですね。
これに対し、現在の技術でもなかなか性別の判断が確実ではなく、
時間もかかることにも驚きです。
前もって準備をしていく中では、
どちらが産まれてきてもよいように考えながら、
準備をしてみても楽しいかもしれませんね。
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