胎児 障害 兆候

胎児の障害の兆候とは?

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大切な赤ちゃんの健康を守るため、
定期検診で胎児のスクリーニング検査が行われています。

 

様々な検査がありますが、胎児のうちに判断できる障がいは、
大きく染色体異常に関するものと、形態異常に関するものに分けることができます。
そこで今回は、胎児の障害の兆候について紹介します。

 

ダウン症候群などの染色体異常かどうかの判断

 

妊娠初期11〜13週の時期に検査が行われ、
超音波検査、羊水検査、絨毛検査、母体血清マーカーテスト(クアトロテスト)、
臍帯血検査などが実施できます。

 

染色体異常かどうかを判断するために、
まずは超音波検査で特有の見た目になっていないかどうかを診ています。

 

胎児の首の後ろの大きさ(頸部浮腫の有無)、鼻骨の有無、頭の大きさ、
手足が極端に短いかどうかなどから判断し、異常の可能性があると判断されれば、
より確実な診断をするための検査がすすめられるでしょう。

 

クアトロテストや羊水検査、絨毛検査といった、
染色体異常を調べるための検査へと移ります。
ダウン症候群(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、
パトー症候群(13トリソミー)などがこの検査からある程度判断できます。

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形態異常

 

妊娠20〜30週に行う検査では超音波(エコー)検査にて、
形態異常があるかどうかがわかってきます。

 

胎児の形状と大きさおよびその異常がないか、
胎児の骨格や血管・脳・内臓の発育およびその異常などです。

 

特に三尖弁逆流など、心臓に関するものは注意が必要です。
心房・心室がきちんと4区画に別れていない、
適切な血流の流れが確保されていないといった兆候が見られれば、
出産後すぐに手術が必要となるケースもあります。

 

・・・いかがでしたか?
スクリーニングによってある程度は障がいの予測ができるようになりましたが、
いずれも確定診断ではないという点で注意が必要です。

 

生まれてから自然に回復するケースもあれば、
確実に治療が必要なケースまで様々あります。
もちろん、親族に遺伝子異常・先天性異常の方がいる、高齢出産である、
などの素因はリスクになりえます。

 

障がいのある子どもを諦めるという選択は、本当に辛いものですが、
妊娠22週未満であれば中絶手術を受けることができます。

 

しかし、母体への負担は大きくなりますので、十分な話し合いと熟慮の上、
どのように対応するかは選択する必要があるでしょう。

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