胎児の体重が増えない原因とは?
妊娠することができた幸せの後には、
心配事や大変なことが盛りだくさんです。
妊婦検診の度に、お腹の中でちゃんが
育っているのか心配でたまりません。
そんな中、胎児の体重が
なかなか増えないことがあります。
どうして胎児が、なかなか成長していないのか、
心配になります。
今回は、胎児の体重が増えない
原因についてご紹介します。
胎児の体重が増えない原因とは
胎児の体重が増えない原因としては、
子宮内発育不全が考えられます。
子宮内発育不全とは、
超音波検査による胎児推定体重の値が、
基準値以下である状態のことです。
子宮内発育不全では、
原因を大きく3つに大別することができます。
・母体因子
・胎盤・臍帯因子
・胎児因子
それぞれについて、ご紹介していきます。
母体因子
母体因子による胎児の体重の増えない原因を
以下にご紹介します。
・母体の年齢によるもの(若年妊娠、高齢妊娠)
・母体の低栄養状態
・妊娠高血圧症候群
・喫煙や飲酒
・母体が低身長
致し方ない理由もありますが、
妊婦さんが気を付ければ解消できる
理由もあります。
母体の低栄養状態では、
つわり等どうしようもないこともありますが、
気を付けるべきは
妊娠中の過度のダイエットです。
私の場合、つわりが酷くてほぼ何も食べられず、
体重が妊娠時より一か月で
5キロも減少してしました。
ですが、胎児は案外と、
すくすくと成長していくものでした。
しかし、妊婦さんのダイエットにより
胎児が成長できないとすると、
それはどれだけ胎児に過酷な状態を
敷いているのか、よく考えてみてください。
そして、喫煙や飲酒は胎児の体重が増えない
原因として特に注意するべきです。
すぐにでもやめましょう。
胎盤・臍帯因子
胎盤・臍帯因子による
胎児の体重が増えない原因としては、
胎盤・臍帯に何らかの異常がある、
もしくは双胎妊娠などが挙げられます。
胎盤の異常としては、
小さい、壊死という状態が考えられます。
妊娠中に胎盤を大きくすることは
不可能と考えてよいでしょう。
胎盤を小さく、
または壊死させてしまうことには、
喫煙による酸素不足、
血流不足が原因になることがあります。
人為的な異常を引き起こさないためにも、
喫煙はすぐにでもやめましょう。
臍帯の異常としては、
臍帯の血流の悪さ、臍帯が細い、
臍帯が胎児の首などに
巻き付いてしまっているなどが挙げられます。
血流の改善は、妊婦さんが横になったり、
リラックスするだけでも
なされることがあります。
妊娠しているとはいえ、
ゆっくりなどしていられない昨今です。
体重の増加が芳しくないのであれば、
少し体を休めてあげることも
胎児のために大切です。
また、臍帯が細いこと、
臍帯が胎児の首などに巻き付いていることは、
防ぐことも解消することも難しいのが現状です。
程度にもよってしまいますが、
出産後の栄養補給により、
通常の成長をしていくことが多くあります。
また、私も胎児の首に
臍帯が巻き付いてしまっていましたが、
胎内で胎児は肺呼吸を行っていませんし、
胎児に悪影響を及ぼすことはごくまれです。
医師に大丈夫だと言われたならば、
あまり気にしすぎないことが
胎児の成長に大切でもあります。
胎児因子
胎児因子による体重が増えない原因としては、
染色体異常や先天性感染症などが考えられます。
これは、誰の責任でもありません。
確率的に誰にでもふりかかることのある
異常です。
私の妊娠の際にも、胎児の異常の可能性が
あるかもしれないということで、
少し離れた、より専門性の高い病院まで
足を運び色々と検査をしました。
年齢によって、
行える検査の内容に違いがあります。
私は、産婦人科においては若い方ということで、
できる検査は限られていて、
胎児に異常がないことは確定できませんでした。
しかし、胎児の異常があったとしても
天文学的数字であることを確認して、
異常があったとしても、
めぐり合わせと出産する意思を固めました。
たくさん悩み、妊娠していることすら
周囲に隠しながら働き、
つわりが酷く入院する寸前でしたが、
胎児はすくすくと育っていきました。
命の強さを感じることができました。
あえてもう一度言います。
胎児因子においては防ぐことは難しく、
誰の責任でもありません。
自分を責めてはいけません。
最後に・・
胎児の体重が増えない原因としては、
様々なものがあります。
防ぎようもなければ、
解消も難しいことが多くあります。
しかし、中には妊婦さんの行動ひとつで
解消できてしまうこともあります。
胎児のために、できる限りのことはしましょう。
妊娠は不思議の連続、
私たちにはどうにもできないことも
多々あります。
私のように、妊娠中に医師に色々言われて
心配の連続だったのに、
出産してみたら元気いっぱいということも
たくさんあります。
私たちお母さんは、
今できることをやっていくことが大切ですね。