胎児の障害の特徴とは?
赤ちゃんの中には何らかの障害をもって
生まれてくる子もいます。
自分の赤ちゃんが、
何か障害をもって生まれてくるのではないかと
不安になるものです。
ここでは胎児の障害の特徴について、
お話させていただきます。
胎児の障害はなぜ生じるのか?
先天性の異常によってダウン症や発達障害、
先天性心疾患などの、
障害を抱えて生まれてくる赤ちゃんがいます。
お腹の中で成長できずに
流産してしまうこともあります。
先天性の異常は染色体の異常が
大きく関わっていますが、
何が原因で生じるのか
はっきりとはわかっていません。
35歳以上の高齢出産のように
年齢が高くなるほど、
先天性の異常の発生率は高くなっています。
どの年代の出産でも
先天性の異常が起きる可能性はあります。
染色体の異常だけではなく
何らかの原因で障害が生じることもあります。
胎児の障害の特徴
染色体の異常の中で1番多いのはダウン症です。
心疾患を併発することも多いですが、
治療することで生存率も高くなっています。
顔や体にいくつかの身体的特徴がみられ、
知能や運動能力の発達に遅れはみられますが、
成長していきます。
物事を理解したり言葉にすることが
難しいこともありますが、
出来ることや得意なことに目をむけて
成長を見守ってあげることが大切です。
18トリソミーや13トリソミーは
自然流産となることが多く、
生後もさまざまな先天性疾患を
併発することも多く生存率は低くなっています。
胎児の形態学的異常には口唇口蓋裂、
神経管閉鎖障害、
横隔膜ヘルニアなどがあります。
頭部や口、心臓や肺などの臓器に
先天性の奇形や異常がみられることもあり、
生命の危険がある時は
手術を必要とする場合もあります。
胎児の障害と向き合う
出生前診断により胎児の異常の可能性を、
生まれてくる前に見つけることが、
できるようになりました。
胎児の異常によっては最善の治療を行うなど、
万全の体制で出産を迎えることもできます。
障害が軽度の場合は、
生まれてきてすぐにはわからず、
成長するようになって発覚する場合もあります。
胎児の異常を知ることは、
両親にとっては精神的にも大変負担となります。
障害が生じても
サポートしてくれる機関もあります。
障害をよく理解することも大事ですが、
家族の協力も必要となるため、
よく話し合うことが一番大切です。